大祓とは、毎年6月と12月に行われる古来から伝わる日本の伝統的な神事で、半年の間についてしまった罪や穢れを祓い清め身体健康・無病息災・事故防止等を祈願いたします。
6月の大祓いは夏越の祓と呼ばれ、当社では6月29日の午後4時から斎行いたします。
大祓詞を唱え茅の輪をくぐり、人形に罪や穢れを託し祓い清めることで半年の間に身についた罪や穢れを体からぬぐいさり、年越までの半年を一新した心持ちで過ごすことができるように祈る神事です。
- 罪とは -
今日の刑法上にいう罪の概念に限定されたものではなく、神の忌み嫌うもの即ち道徳上の悪行、法律上の犯罪のみならず、人の悪として憎しみ嫌う音を包括した広い意味でのものです。
(例)反社会的行為・病・災・事故
- 穢れとは -
精神の汚れと沈滞、邪念我執が根源となって、すべての悪事災難が起こるものと信じられるものです。
(例)不吉・汚れ・悪事災難
私たちは普段の生活において、知らず知らずのうちに目に見えない罪を犯したり、穢れに触れたりしています。
大祓は、この罪や穢れを人形に託しお祓いする事により、神様のお心にかなう清く明るく正しい生活を送ることを目的とする我が国の伝統行事です。
日本人は古来より、年や月、季節の変わり目にお祭りを行い、過去を反省し心を新たに明日への出発を誓いあってきました。
この中でも6月と12月に行われる大祓は最も大切なものです。
日々、忙しく目まぐるしい生活を送っている現代人にとって、心身を清め一新する日が必要ではないでしょうか?
大祓はどなたでも参加いただけます。
詳しくお知りになりたい方は、社務所までお問い合わせください。